50歳からの血糖コントロール
50歳代から糖尿病を発症する人は少なくないようです。
50歳代は40歳代の約2~3倍、糖尿病の可能性がある人の割合が増えているといわれています。
では血糖値が高めといわれたら、どうしたらよいのでしょうか?
「高血糖」はなぜ悪いのか?
そもそも血糖値が高いことは、なぜいけないのでしょうか。そこからお話ししていきたいと思います。
血糖は体の大事なエネルギー
「血糖」とは「血液中のブドウ糖」のこと。食事でとった糖質が分解されてブドウ糖になり、血液中から全身の細胞にとり込まれて体の大事なエネルギー源になります。そのさいに必要なのが、「インスリン」というホルモン。食後、血液中にブドウ糖が多くなるとインスリンが働いて、ブドウ糖をエネルギー源として使ったり、肝臓などに蓄えたりして、血糖値は正常範囲に下がります。
でも、高血糖が続くと血管が傷んでしまう
ところが、食べすぎで血液中にブドウ糖が多い状態が続くなどして、インスリンがうまく働かなくなると、血管に負担がかかり、血管の壁が傷ついてしまいます。
【次回】
次回血糖コントロールの、食後の高血糖についてお話ししていきたいと思います。