食後の高血糖について
前回、「高血糖」はなぜ悪いのか?についてお話しました。
今回はその続きを見ていきたいと思います。
高血糖が続くと、やがて合併症を引き起こす
すると、血管に障害が起きて詰まり、酸素や栄養が臓器に届かなくなって、さまざまな合併症が起こります。
・小さな血管で障害が起こると... 目・腎臓・足の合併症など
・大きな血管で動脈硬化が起こると... 脳梗塞、心筋梗塞など
・高齢の場合は特有の症状も... 認知症、虚弱など
注目される「食後の高血糖」
食事をとると血糖値は上がり、空腹になると下がりますが、その変動の仕方に問題があるようです。
食後の急激な高血糖が動脈硬化を引き起こす!
脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる合併症を招く要因の一つが動脈硬化ですが、食後に血糖値が急激に上昇すること(血糖値スパイク)が、動脈硬化を引き起こしやすくするといわれるようになってきました。正常であれば血糖値はゆるやかな変動リズムで推移します。乱高下することが問題視されているのです。
【次回】
食後の急激な高血糖が動脈硬化を引き起こすことが分かりましたね。血糖コントロールのポイントを見ていきたいと思います!