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唾液のすごい性質②


健康コラム

 前回に引き続き、唾液の性質についてみていきたいと思います(╹◡╹)

「サラサラ唾液」と「ネバネバ唾液」の2種類がある

ふだんはうるおっている口内が、緊張すると乾いて粘つくことはありませんか?これは、状況に応じて違う性質の唾液が出るため。唾液は左図のように3つの唾液腺でつくられます。通常は水分が多いサラサラ唾液が主に耳下腺から分泌され、緊張時にはネバネバ唾液が主舌下腺から多く出ます。

おもしろいことに、2つの唾液は成分や働きが異なります。食事中によく出るサラサラ唾液は消化酵素が多め。緊張時に出るネバネバ唾液は、抗菌物質など体を守るための成分が多く含まれるのが特徴です。

<唾液の性質>

【サラサラ】

・タイミング→食事中、リラックス中に出る。

・働き→味覚を高め、食べ物をのみ込みやすくする。口の中を洗い流し、中性に保つ。

・成分→水が主成分。消化酵素アミラーゼや、虫歯を予防する重炭酸塩を多く含む。

【ネバネバ】

・タイミング→緊張したとき、イライラしているときに出やすい。

・働き→細菌が体内へ侵入するのを防ぐ。口内の粘膜を守る。

・成分→水分量が少ない。抗菌物質のムチンなどを多く含む。

唾液の量は唾液腺の大きさに左右される

一般に、唾液の量は唾液腺という臓器の大きさに比例します。唾液腺が大きい人は唾液も多め。反対に唾液腺が小さい人は唾液も少なめで、個人差があります。また、唾液の量は40代からだんだん減っていき、50~60代にグッと減るといわれていますが、これも個人差が大きいのです。

 

唾液にも種類があるのですね。次回は唾液力のチェックをしていきたいと思います(╹◡╹)


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