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唾液力をUPするセルフケア②


健康コラム

前回、唾液の「量」を増やすポイントをお話しました。

今回は「質」についてみていきたいと思います(^_^)

腸内環境を改善し、抗菌物質lgAを出すことが大事です。食事や運動など生活習慣の改善をコツコツ続けて、唾液中の健康成分が増やし質をアップしましょう!

①ヨーグルトを毎日食べる

 乳製品は、唾液の質向上に欠かせない食べ物。唾液の分泌を促し、抗菌物質lgAの濃度を高める作用があります。牛乳やチーズでもOKですが、特に効果が高いのがヨーグルトです。毎日110gのヨーグルトを食べると、2ヵ月後には唾液量とlgAの両方が急激に増えるという実験結果があります。このことから、毎日100gほど続けることが大切です。ヨーグルトは飲むタイプでもOK。

②少しさました湯でいれた緑茶を飲む

 唾液中の抗菌物質lgAの量は、緑茶を毎日飲むことでも増やせます。これは、茶葉に含まれるカテキンの一種の作用によるもの。この特別なカテキンは、ぬるめのお湯でいれた緑茶にたっぷり含まれます。lgAの量を増やす目的なら水出しでもOKですが、60℃程度のお湯でいれると、テアニンなど他の健康成分もいっしょに抽出されておすすめです。

③根菜や海藻を食べる

 乳製品と同じくらい、唾液の質改善に役立つのが食物繊維。腸を刺激して唾液中の抗菌物質lgAを増やす作用があります。いも、れんこんなどの根菜や、わかめ、昆布などの海藻は食物繊維が多く含まれています。食物繊維も乳製品と同じく毎日続けて食べることが肝心。煮物や炒めもののほか、みそ汁などの汁ものに加えても手軽にとれます。

④朝食前に歯磨きをする

 朝食後に歯を磨く方も多いと思いますが、朝の歯磨きは、朝食前が正解です。なぜなら、起床後の口内は細菌まみれなのです。就寝中は唾液量がガクンと減って悪い口内細菌がとても増えます。その状態で朝食をとると、食べ物の糖分によって細菌がますます増殖することに!朝いちばんに歯磨きすれば悪い口内細菌を飲み込まずにすみ、きれいな唾液で口内を覆い、口内環境をリセット&キープできます。

⑤アボカド納豆やキムチ納豆を食べる

 納豆を食べると、唾液の抗酸化作用がパワーアップ!納豆に多く含まれるイソフラボンを一日25mgほど(納豆約35g分)摂取すれば1~2ヵ月で唾液量が増え、さらに食べつづけると抗酸化作用の高い唾液になるというデータも。納豆だけでもいいですが、食物繊維が豊富なアボカドやキムチを組み合わせると、相乗効果で唾液の質を高める効果がより期待できます。

⑥軽い運動をする

 ストレッチなど軽い運動を習慣にすると、唾液中の抗菌物質lgAを増やすのに有効です。なるべく階段を使う、家事や仕事の合間に腰や二の腕をかるくたたく、ひと駅歩く、散歩するなど、ちょっとした運動を続けることがポイントです。

 

唾液についてお話していきました。唾液は「量」「質」ともに大切なので、これらのことを参考にして唾液力をアップしましょう(^_^)♪


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